歴史のまち 寺のまち
〜伊興の歴史〜 
伊興一帯では、古墳時代を中心とした遺跡が発掘されており、かなり早くから人々が暮らしていたものと思われます。
また、かつては古墳も数多く存在していました。
その後の時代も、源頼義・義家の伝説が残る白旗塚、「淵之宮」とも呼ばれ、大木が茂る氷川神社、室町中期の経塚や江戸初期の山門で知られる応現寺といったさまざまのものが残されています。

明治33年には竹ノ塚駅が開設されますが、当時は一面に水田が広がる農村でした。
しかし、その後、地区は大きな変化を遂げ、現在の姿になります。
まず、関東大震災後には、都内各所から寺院が移転し、現在のような寺町が形成されることになりました。
そして、昭和40年代以降、急激な市街地化の中で農地は住宅地へと変貌し、昔ながらの景観は失われてしまいました。
しかし今日でも農地が残され、寺町や豊富な緑、遺跡や古墳とあわせ個性ある地区となっています。