「響け団結の歌声 心に刻む思い出 つくろう最高の文化祭!!」
平成26年10月25日(土)、本校体育館において文化祭が開催されました。
昨年までの文化祭と大きく様変わりし、午前中は全学年・全クラスの合唱コンクール。
そして、生徒会役員による発表と各学年による総合的な学習の発表。
午後は、吹奏楽部の演奏と3年生による劇を行いました。
昨年までの展示発表を今回は行わず、12月の三者面談に合わせてご覧いただく予定です。
新たな取組により新たな伝統をつくる。
そんな意気込みで行われた文化祭の様子をご覧ください。
まずは開会式です。実行委員の生徒の司会で整然と行われました。
いよいよ合唱コンクールの始まりです。
それぞれのクラスが課題曲と自由曲の2曲を歌い、学年ごとの最優秀賞を目ざします。
各クラスが朝練習や放課後練習を通して、自分たちだけの合唱をつくりあげました。
最初は1学年。課題曲は「ぼくらの世界」です。
中学校初めての合唱コンクール。しかも変声期に向かう生徒もいて、条件が良いとは言えない中での合唱です。
男声・女声のバランスが悪くなることもありましたが、1年生らしい明るく・元気な合唱を聴かせてくれました。
頭を少し動かして拍子を取りながら、楽しそうに歌っている様子が印象的でした。
最優秀賞は、1年1組でした。
次は2学年。課題曲は「明日へ」です。
響きがとても柔らかいクラス、素晴らしく美しい女声を聴かせてくれたクラス等、それぞれ個性的な合唱でした。
さすがに2年生になると曲想の中での声量の変化等、どのクラスも一段階上の取組が見られました。
身体が大きくなり、さらに成長する来年の合唱が楽しみです。
最優秀賞は、2年3組でした。
いよいよ最後は3学年。課題曲は「南風」です。
3年生の合唱は、どのクラスも本当に素晴らしかった!
さすがは東島根中の最高学年です。
「しっかりやるぞ」という意気込み、整然とした態度、
そして何よりも合唱としての高い完成度。聴いている人達に感動を与えてくれる合唱でした。
賞で差をつけるのが心苦しかったのですが、わずかの差で最優秀賞は3年2組でした。
合唱コンクールの後は、新旧生徒会役員による発表「わきあいあい」です。
文字通り「わきあいあい」とした楽しい雰囲気の中で、
国際貢献、ボランティア活動、福祉等、本校で取り組むべき重要で大きなテーマについて主張してくれました。
午前の部の最後は、各学年による総合的な学習の時間の発表です。
1年生は、エネルギー問題、敬語や言葉の乱れについて等、それぞれのもつ課題意識を深め、考え、発表しました。
2年生は、パワーポイントを有効に活用した発表で、自らが体験した職場体験について伝えました。
3年生は、「私の生まれた日」をきっかけに、過去を振り返り、自分の生き方や世界のあり方を考える発表でした。
おいしい給食をいただいた後、午後の部のトップバッターは吹奏楽部です。
1,2年生だけとは思えない迫力ある演奏で、大いに会場を盛り上げました。
吹奏楽コンクールで取り組んだ自由曲やみんなおなじみのJ-Pop等を聴き、途中の手拍子も楽しい時間でした。
アンコールの声に押されて演奏した最後の曲は、振りを交えて華やかに締めくくりました。
本日の発表最後の演目は、3年生による劇「人形館」です。
揺れ動く青春期の心をテーマに、長いセリフを自分のものにした演技を披露してくれました。
舞台上での息の合った楽しいやりとり、会場に静寂をもたらした心の叫び、
自分も舞台上で仲間に入りたくなるような名演でした。
すべての演目が終了し、閉会式を迎えました。
ここで何とも感動的だったのは、生徒の歌う「
校歌」でした。
日頃、校歌を歌う度に「もっと大きな声で!」というような指導が入るのですが、
合唱コンクールの取組の中でしっかりと声を出した後の「校歌」は、本当に素晴らしいものでした。
「やはり東島根中の生徒は、できる生徒達なんだ!」と確信した一瞬でした。
これからの行事が楽しみです。
団結の歌声が響き、思い出が心に刻まれ、最高の文化祭をつくった生徒達。
まさにスローガンどおりの素晴らしい文化祭となりました。
新しい伝統が、今ここに誕生しました。
<平成26年度 文化祭スローガン>
「響け団結の歌声 心に刻む思い出 つくろう最高の文化祭!!」