平成27年5月14日、台風6号と修学旅行がぶつかったらどうしよう、という不安も杞憂に終わり、
修学旅行1日目を迎えることができました。
各班とも時間通りに東京駅に集合。みんな良い顔をしています。
順調なスタートを切ることができました。
8時23分。定刻に新幹線が出発。
車中は、カードゲーム等で楽しく過ごしました。
富士山もしっかり見られました。
京都駅に到着したのが10時41分。今回の旅行の予定は、近鉄を使って京都から奈良に向かうという行程です。
近鉄の特急の中で昼食を食べ、近鉄奈良駅に到着したのが11時50分でした。
南大門付近でクラスごとに写真を撮った後は、京都のホテルに着くまですべて班行動です。
東大寺の大仏を見学し、鹿とたわむれ、十分ではなかったかもしれませんが、奈良らしさや奈良の良さを感じて、
再び近鉄で京都へ向かいました。
生徒たちは時間の意識が高く、教員が予想していたよりも早め早めの行動で、ホテルに到着です。
この後の行動も考えて、制服のままでの夕食です。
子どもが喜びそうなメニューで、みんな舌鼓を打ちました。
本日の夜の活動は、青蓮院(しょうれんいん)でのお坊さんのお話、お茶とお菓子、お琴の演奏を聴く、というものです。
夕食を食べてから再び電車に乗っての移動、しかも予約した時間に追われての活動はなかなか厳しいものでした。
まさに集団としての力が試される場面でしたが、全員の力で乗り越えていきました。
さらに、青蓮院がもう一つ有名なのは、お坊さんが正しく生きる姿勢を強く求め、いいかげんな態度、無駄な私語等を
絶対に許さない。足や腰に配慮しつつも、かなり長い時間の正座に耐えることを要求する。
そんな厳しさで、もう何十年も世に知られています。
正直なところ、今の世の中全体で失われつつあるものを強く求めることが中学生に受け入れられるか、
少々、心配でもありました。
しかし、人としての信念を強く求める真剣さ、足のシビレに耐えながらのお菓子とお茶、美しいお庭を背景に心に響く琴の演奏。
何かが生徒一人一人の心に残ったのではないかと思います。
一 はい という素直な心
一 すみません という反省の心
一 おかげさまです という謙譲の心
一 させて頂きます という奉仕の心
一 ありがとうございます という感謝の心
よき心の灯で一隅を照らそう
もう一度、自分に問いかけたいと思います。
電車でホテルに帰り、風呂、班長会、部屋会議、就寝準備等、忙しく充実した時間が過ぎていきます。
消灯時間も、予定より少し遅くなってしまいました。
明日の京都班別活動にそなえて、ゆっくり休んでください。 お休みなさい。