第56回 運動会 友への声援 勝利の気持ち 空高くまで 響かせろ!!
 
 また今年も、天気予報に一喜一憂する運動会の季節となりました。
 昨年の運動会は願いが叶わず。土曜日が雨、日曜日も雨、第3候補の火曜日にようやく実施にこぎつけました。

 そして今年の運動会。天気予報は、前日からの雨が朝6時頃にはやんで、後は曇り。
 「これならできる!」というのが、みんなの気持ち。

 さて、当日の朝、窓から外を見てみると、雨。
6時頃から教員が少しずつ集まり始め、空を眺めます。いつまでたってもやまない雨に、運動会は中止かなという微かな声が聞こえるようでした。

 しかし、ここで救われたのが、本校の素晴らしく水はけの良い校庭でした。
雨の中、校庭に出てみると、競技で使用する予定の場所はほとんど問題なし。
運動会実施を決めた瞬間でした。

 噂によると、同日に運動会を予定していた幾つかの学校では、開始を遅らせたり中止にしたりという対応をした様子。
少々、朝の準備には時間がかかりましたが、何事もなかったかのように競技を実施できた本校は、本当に幸せでした。


 入場行進・開会式とラジオ体操の様子です。

 さて、様々な集団種目等があるとはいえ、運動会は走る競技が基本です。
今年の本校の運動会も、50m走、100m走、160m走、800m走に加え、各学年の全員リレー、学級対抗リレー、色別対抗リレーと
走る競技がたくさんあります。

 ちょっとした工夫は、走る距離を何種類にも分けて1つの競技に参加する人数を少なくしたことです。
全学年の生徒が同じ距離を走るとレース数が増え、見ている人が飽きてしまう。そんなことを防ぐために、場面転換を速くしたという訳です。

 生徒達の走る様子、バトンパスの様子を一気にご覧ください。


 次は、今年初登場の「フリスビー・タッチダウン」です。
 これは、2人1組になり、1人がフリスビーを投げ、もう1人がそれを追いかけてキャッチします。
うまくキャッチできたら、その地点から同じことを繰り返し、最終的にゴールラインを越えることを目ざします。

 作戦は2つ。@短く投げて確実に前進する。A遠くまで投げて必死で追いかけ、一気にゴールを目ざす。
どちらが良いかは2人の判断ですが、見ている方としては、長い距離を追いかけて見事にキャッチしてくれた方が盛り上がりました。
校庭中が大歓声に包まれた瞬間です。

 ただし、その素晴らしいキャッチを、残念ながら写真ではうまく捉えられませんでした。
申し訳ありません。

 

 今年は、新種目がずいぶん増えました。1年生の学年種目もその1つです。
種目名は「ローハイド」。騎馬をつくり、上に乗った人が紐で結わえたボールを回転させて目標のカンを落とす、というリレー競技です。


 さて、シンプルな競技ながら、意外と盛り上がるのが「綱引き」です。
昨年同様、色別対抗種目で、各学年1組(赤)・2組(青)・3組(黄)、それぞれ男女別に全員で綱を引きます。

 男女の勝敗が分かれた場合は、3年生同士による男女混合での勝敗決定戦を行うルールです。
何と今年は、2回も決定戦が行われ、それも綱がピタッと止まったままの時間が長く、手に汗握る展開となりました。

 激戦を制して勝利したのは2組チームでした。


 午前中最後は、3年生全員による組体操の演技です。
これも昨年は行っていない新たな取組。今までの積み重ねが無い中で、どこまでできるのか不安もありましたが、さすが3年生。
最上級生としての矜持を見事に示してくれました。

 雲の合間から、明るい日差しも見えてきました。
 爽やかな運動会です。


 午後の部、最初の種目は「部活対抗リレー」です。
 各部活が、「パフォーマンス」か「ガチ勝負」かどちらかを選択し、エントリーしました。

「パフォーマンス」は、各部活の特色を出しながら、楽しく場内を1周。
「ガチ勝負」は、それぞれの部活の名誉をかけて、本気のリレー勝負です。
当然のように運動部が上位を占める中で、英語部の足の速さが目をひきました。


 障害物競走の様子です。


 二人三脚の様子です。


 いつでも思うことでありますが、運動会や合唱コンクール等の行事になると担任の先生がうらやましくなります。
 子ども以上に(?)熱くなり、声援を送り、喜び、笑い、時には涙する。
これもまた、教員としての大きな喜びです。
 今年の運動会も、そんな担任の先生の姿がたくさん見られました。

 さて、次の2年生の学年種目「ジャンプ・ジャンプ・ジャンプ」も、今年初めて取り組む競技です。
 小さな縄で一人一人が跳ぶ、中くらいの縄2本を使って走り込みながら跳ぶ、最後は大縄でクラス全員が跳ぶ。
躍動感、スピード感のある面白い競技です。


 本校3年生の伝統種目と言えば、やはり「大ムカデ」。
今年の3年生も真剣に、本気で取り組みました。

 女子のムカデから男子のムカデへとつなぐリレー形式で行いましたが、
とにかく見事だったのは、全クラス1度も止まることなく、最後まで素晴らしいスピードで駆け抜けたことです。
なかなかできないことを、しっかりやり遂げました。

 スタート前にクラス全員で輪になって気合いを入れ、わずかの差の勝利に歓声を上げ、負けた悔しさに涙する。
本気だからこその感動が見ている者にも伝わってきます。
 素晴らしい「大ムカデ」でした。


 次は、全校生徒・色別対抗による「ドミノブリッジ」です。
昨年から始まった競技ですが、もう本校を代表する競技と言っても良いかもしれません。

 1年から3年までの縦割りグループを2つに分け、全部で6つのチームで競います。
基本的には、人を乗り越えながらドミノのようにどんどん進んでいき、最終的にゴールを目指す競技です。
寝ている人を越えたり、背中を渡ったりと様々なパターンで男女が繰り返し登場するリレー競技でもあります。

 チーム全員の協力が必要であり、全体をまとめる3年生の腕の見せ所です。
 どうぞ、ご覧ください。


 閉会式で、ご来賓と保護者の皆様、そして生徒全員にこんなことを伝えました。

 今年から足立区教育委員会では、「Beautiful School運動」を始めています。
 これは、それぞれの学校の良いところ素晴らしいところを認め、励まし、学校にかかわるすべての人が「成長を実感できる教育」を行おうということです。

 そして、今日の運動会、少なくとも今日の生徒の姿を見れば、東島根中は間違いなく Beautiful School です。
これからもこの姿を大切に、東島根中をさらに成長・発展させていきましょう。

 こんな内容でした。
 これからも東島根中は頑張って行きます。
 どうぞ、宜しくお願いします。