第57回 運動会 輝け三色! 燃やせ魂! これぞチーム東島根!
 

これから梅雨へ向かおうかというこの季節。
雨の心配、暑くなれば熱中症の心配、他の行事の関係で「ここしかない!」と決めた日程とはいえ、運動会が近づくにつれて
天候に気をもむのは例年通りでした。

しかし、天は我らに味方しました。
前日の午前中に降った雨も、水はけの良い本校校庭にはほとんど影響を及ぼしませんでした。
かえって、砂ぼこりが立たずにありがたいとの声もありました。
しかも当日、快晴とは言えませんでしたが、薄曇りの過ごしやすい気候で、熱中症等の心配もほとんどいりませんでした。

さて、そのような好条件の下、たくさんの参観者にお出でいただいて、5月28日(土)、本校「第57回 運動会」を実施しました。

今年のスローガンは、「輝け三色! 燃やせ魂! これぞチーム東島根!」です。

1年から3年までの縦割りの1組が「赤」、2組が「青」、そして3組が「黄色」。
それぞれの色が光り輝く運動会とするために、「島根魂」を燃やし、「チーム東島根」の団結力をここに示す。
そんなスローガンです。

本校の学校力、生徒力が高まれば高まるほど、「島根魂」や「チーム東島根」の意味合いも、その力も高まっていく。
私たちは、今、その過程にいます。まだまだその真髄を、私たちはつかみきっていません。
そしてこの運動会は、その高まりを確固としたものにする、重要な行事だと考えていました。

そして運動会が終わった今、結果を報告するならば、「本当に素晴らしい運動会」でした。

生徒と教員が一体となって、真剣に全力で取り組んだ競技の一瞬一瞬の煌めき。
一つ一つの自分の役割を、責任をもって果たした係活動。それぞれの係がスムーズに連携し、流れるように競技が運営されました。
個人競技、団体競技、学年種目、ダンス・・・、どの瞬間も光り輝いていました。

あなたたちは、本校の誇りです
あなたたち自身も、自分自身に自信と誇りをもち、これからも成長を続けてください

校長として、私が生徒の皆さんに送ったメッセージです。

前置きが長くなりました。
運動会の様子を写真でご覧ください。

まずは入場行進と開会式。
今までに見たことのないような、整然とした意欲あふれる見事な行進でした。

どうでしょうか、生徒のやる気は伝わったでしょうか。
次に行われたラジオ体操の様子です。

さて、運動会の定番である「かけっこ(短距離走・中距離走)」の写真です。
実際は、見ている人の気持ちも考え(走っているばかりでは飽きてきてしまう?)、間に様々な種目も挟み込んでいるのですが、ここではまとめてご紹介します。

さて、次にご紹介するのは「フリスビータッチダウン」です。
ルールは簡単。二人一組で一人がフリスビーを投げ、それをもう一人がキャッチしたらそこまで移動する。最終的に早くゴールまで到達したら勝ちです。確実に短い距離を進むか、思い切り投げて短い回数でゴールするか、それはそれぞれの作戦です。
わずか3回でゴールするという快挙も生まれた競技でした。

次は最初の学年種目、1学年の「そうだ!ジャンプしよう!!」です。
タイトルを見ると、まるで思いつきでジャンプするようにも受け取れますが、ところがどっこい、練習を積み重ねた各クラスの大縄跳びの技術は素晴らしいものがありました。大人数が繰り返しジャンプを成功させる姿に、思わず会場から歓声が響きました。

次は、最近の運動会の定番とも言える「全員リレー(学級対抗リレー)」です。
クラスの中には、足の速い生徒も遅い生徒もいます。それぞれが個性であり、もちろん足の速さだけで人を評価できるはずもありません。
しかし、勝負は勝負!。どうやったら勝利をつかめるか。その秘訣はリレーのバトンゾーンにあり!。
足の速い生徒に長い距離を走らせ、遅い生徒は短くする。さらにバトンタッチをいかに円滑に行うか。
各クラスのアイディアと工夫の見せ所です。

3学年と2学年の全員リレーです。









色別対抗綱引きの様子です。
中学校最後の運動会で、何が何でも勝利したい3年生。
そのためには、1,2年の同クラス(1組、2組、3組)の協力が不可欠です。
単純なように見えて奥が深いのが「綱引き」。
勝利したのは、赤色1組でした。








       

午前の部、最後の種目は、3年生男女全員による「大江戸ダンス」です。
「丘を越え〜て〜行こうよ」「春のうららの 隅田川」等々、私たち年配世代(?)おなじみの曲を、現代風のアレンジで聞かせてくれた曲に乗り、ノリノリのダンスを披露してくれた3年生。世代を越えた楽しいダンスでした。



















午後の部の最初は、部活対抗リレーです。
見ている人を楽しませてくれる、勝敗度外視、文化部中心のレースと、運動部中心のガチ・レースです。

楽しい文化部のレースで美術部は、私(校長)の顔を次第に完成させ、最後は「校長先生 大好きですわざわざ赤文字」というおいしい気遣いを見せてくれました。
思わずマイクを握った私は、「美術部に100点」と宣言してしまいましたが、もちろん運動会の勝敗には何も影響はありません(ゴメンナサイ)・・・。
換わりに暑い夏休みの部活動に、美術部に差し入れでもしようかと・・。

それはともかく、ガチ・レースの中で「英語部」の速さは今年もすごかった。

そしてさらに、今年は若者(+α)の教員チームもレースに参加して、会場を盛り上げました。












午後の部、続いての競技は「障害物競走」と「二人三脚」です。
二人三脚をなめてはいけません。練習を積み重ねた二人の速さは、まるで一人で走っているかのようでした。
もちろん私が一人で走っても勝ち目はありません。

















次の種目は、2年学年種目の「ログログ大作戦」です。
基本は「棒引き」で、ダッシュして棒にとりつき、自陣に何本取ったかで勝敗が決まります。
ただし棒の太さが2種類あり、太い棒は細い棒の3倍の点数があるというところが、各クラスの作戦に大きく影響を与えます。















さて、次の競技は、本校3学年の伝統行事とも言える「大ムカデ」です。
各クラス、男女それぞれに分かれてムカデ競走を行います。
そのハイレベルな戦いは、わずかな失敗が勝敗に直結する厳しい競技でもあります。

3年生は、今日のレースのために、本気で練習を積み重ねてきました。

もちろん戦いには勝ち負けがあります。
うれし涙、悔し涙、それぞれを味わった生徒たちは、一回りも二回りも大きく成長したと思います。








さあ、今年もやります。「ドミノブリッジ」です。
スピード感あふれ、生徒同士の協力が求められるこの競技は、生徒自身はもとより参観していただいた皆様のアンケートでも極めて高評価です。

競技の概略は以下の通りです。
全校縦割り三色のそれぞれが2チームに分かれ、全6チームをつくります。
スタートラインから50mほど先に旗があり、各チーム女子・男子の順でその旗を回ってきます。
女子がゴールすると同じチームの男子がスタート、その男子がゴールすると再び女子がスタート、という具合に競技が続いていきます。
面白いのは、旗までを往復する間に、様々な課題があることです。
横になっている仲間を飛び越える、四つん這いの仲間の背中を渡っていく、手をつないだ仲間の間を蛇のようにすり抜けていく等々です。

少しでもスピードを上げるために、様々な工夫が要求される競技です。













いよいよ運動会も終わりが近づいてきました。
運動会の最後の種目といえば、何と言ってもリレー種目です。

学級対抗リレーと色別対抗リレーの様子をご覧ください。




このような運動会でした。

本校の運動会は、生徒数の割りに種目・出場機会が多いと思っています。
その分、活躍の機会も多く、充実感を味わえる運動会です。

その反面、体力的に疲れがたまる行事でもあります。
ゆっくり休んで、また、次の目標に向かって頑張りましょう。