★保護者のみなさまへ

西保木間小学校では、今年度も子供たちの学力、体力の向上に取り組んでいます。そのためには、ご家庭の協力が欠かせません。宿題を最後までやり終えたかの点検やつまずいた時のアドバイスなど、お力添えをお願いいたします。ご家庭と協力し合うことで、子供たちの力は何倍にも高められ、「生きる力」が高まります。

★家庭学習の意義

①学校で学習したことをより確かにします。
②家庭での学習習慣が身につきます。
③自ら学ぼうとする態度や学習に対する自信がつきます。
④我慢強さ、根気、集中力が身につきます。
⑤脳が活性化し、鍛えられます。
⑥家族がふれ合う機会となり、子供の精神的な安定につながります。

★家庭学習のポイント

①きまった時刻に学習する。
②集中して学習する。（目標時間は、学年×１０分＋１０分　です。）
③テレビを見ながら、おやつを食べながらの「ながら勉強」はせず、落ち着いた環境で学習する。
④整頓された場所で、良い姿勢で学習する。
⑤前日のうちに、次の日の学校へ行く準備をする。

※学校からの連絡やお便りを親に手渡す習慣をつけさせましょう。宿題を自分で確かめ、やる順番を決めさせましょう。また、予習・復習など宿題以外の学習にも挑戦させましょう。頑張れた時には、「よくできたね。」「がんばってるね。」といった言葉かけをお願いします。子供の話をよく聞き、励ますことで、将来に夢や目標をもって努力する子が育ちます。

※AIドリル「Qubena（キュビナ）」の活用
　足立区では、GIGAスクール構想の一環として、全小・中学校に「1人1台タブレット環境」を導入し、学びの質の向上を目指しています。その一環で、AI型ドリル教材「Qubena（キュビナ）」を全校に導入しました。この教材は、子どもたち一人ひとりの学力や進捗に応じた問題を出題することができ、個別指導が可能な点が大きな特徴です。
　授業だけでなく、家庭学習の場でもぜひ「Qubena」を活用してください。お子様が自分のペースで学び、理解を深めることができるため、学習効率が高まります。またタブレットを使った学習は、子どもたちにとって非常に親しみやすいツールとなります。日々の学習習慣の一環として取り入れていただけます。
　「Qubena」を使って学習を進めているお子様に対して、ぜひ励ましの声をかけてあげてください。ご家庭でのサポートが、お子様の学びをより一層深め、学習意欲を高める大きな力になります。お子様と一緒に学びの進捗を確認し、共に成長を実感していただければと思います。この機会に、タブレットを活用した家庭学習を楽しみながら進めていきましょう。

※かがやきノート（自主学習ノート）の取組
　本校では、１年生の後期から宿題とは別に学習内容を自分で決めて行う「自主学習」に取り組んでいます。また、かがやきノートの例もきらりウィークの際に配布するので、そちらもご参考にしてください。

※「きらりウィーク」の実施
　年３回（５・９・１月）行います。この期間は、子供たちに「きらりカード」を配布し、学習内容・学習時間、生活習慣の記録をします。

★規則正しい生活を

①「早寝・早起き・朝ごはん」の支援をお願いします。
②毎日少しずつでも運動できるよう声かけをお願いします。
③テレビやゲームの時間を話し合って決めましょう。

★１年生はこんな時

①いろんなことに興味をもち、何でも知りたがります。
②一人で家庭学習をやり切らせるためには、ご家族の手助けが必要です。
③成長には、個人差が見られます。がんばった時にはほめてほしいと思います。

★１年生の学習内容

①「読み、書き、計算」など。基礎的・基本的な学習が始まります。ひらがな、カタカナ、漢字を８０字学習します。 　
②教科ごと４５分間の授業が基本です。先生の話をしっかり聞いて学習します。 　
③着席の姿勢、話の聞き方、発表の仕方など学習の規律の心構えを学びます。 　
④「鉛筆を正しく持つ」「明日の学習準備をする」「整理整頓、後始末をする」は学習の基本です。
⑤生活と結びついた学習が多く、具体物を使ったり、実際に体験したりします。 　
⑥繰り返し学習することで、力のつく学習内容がたくさんあります。

★家庭学習の内容

①国語
○音読　
・「あ・い・う・え・お」の口形に注意して毎日練習しましょう。
・句読点に気をつけて大きな声ではっきり読めるようにしましょう。
・大人がしっかり聞いて、大いにほめましょう。
○漢字　・とめ、はね、はらいに気をつけて、丁寧にゆっくり書きましょう。
○読書　・こどもの興味をひく本をそばに置きましょう。
・読み聞かせをたくさんしましょう。

②算数
○計算
・１０の合成、分解がスムーズにできるようにしましょう。
・正しくたし算あひき算ができるようになったら、スピードをあげて練習しましょう。
・間違った問題は、必ずもう一度やり直す習慣を身につけましょう。
・正しい計算が確実に身につくように、手順を唱えながらしましょう。
○時刻　・日常生活の中で、時刻が読めるようにしましょう。

③自主学習
○読書や鍵盤ハーモニカを練習しましょう。
○なわとびなど体力づくりに取り組みましょう。
○生活科での学習に関連して、お家でも仕事にチャレンジしましょう。

★２年生はこんな時

①学校や友達の様子を進んで話すようになります。子供の話にしっかりと耳を傾けましょう。
②できることは自分からしたがります。自分のことは自分でする習慣をつけましょう。
③正しい箸のもち方や鉛筆の持ち方はこの時期までに身につけさせましょう。日頃からアドバイスを続け、努力を認めたり、根気良くほめたり励ましたりする親の姿勢が子供育てます。

★２年生の学習内容

①新出漢字は１６０字です。算数では掛け算九九、長さの単位、三角形・四角形について学習します。体育では　マット運動や跳び箱などを使った基本的な運動をします。
②質問したり、質問に答えたり、グループで話し合って答えをまとめたりする学習が増えてきます。
③繰り返し学習することで、力のつく学習内容がたくさんあります。
④学ぶ土台となる、「返事やあいさつをする」「履物をそろえる」「時間を守る」ことの定着を図ります。

★家庭学習の内容

①国語
○音読
・姿勢や口形、声の大きさや速さに注意して、はっきりした発音で読めるようにしましょう。
・大人がしっかり聞いて、大いにほめましょう。
○漢字　・熟語にして書いたり、送り仮名をつけて書いたりしましょう。とめ、はね、はらいに気をつけて、丁寧にゆっくり書きましょう。
○読書　・親子で本を読んだり、本について話したりすることで、本への関心が高まります。

②算数
○計算　
・間違った問題は、必ずもう一度やり直す習慣を身につけましょう。 類似の問題で復習しましょう。
・かけ算九九が暗唱できるようにしましょう。

③自主学習
○読書や鍵盤ハーモニカを練習しましょう。
○なわとびなど体力づくりに取り組みましょう。
○生活科での学習に関連して、お家でも仕事にチャレンジしましょう。

★３・４年生はこんな時

①好奇心が旺盛で、行動範囲が広がります。自立心が芽生え、自分でやってみようとすることが多くなりますが、大人の手助けは必要です。
②みんなと行動することを好むようになり、口答えや反抗的な態度が見られるようになります。
③宿題を見るなど手助けして応援していくと、どんどん自分でできるようになります。周りの大人の助言や励ましの言葉が子供の「やる気」を起こさせます。

★３・４年生の学習内容

①新しい漢字をたくさん習います。新出漢字は、３年生は２００字、４年生は２０２字です。
②資料集や地図帳、国語辞典などを使い、自分で調べる学習が多くなります。
③算数では分数や小数など、少しずつ抽象的な内容を学びます。
④四則演算（＋、－、×、÷）の基礎・基本を学びます。
⑤総合的な学習の時間、社会、理科の学習が始まり、学習の内容が大きく広がります。
⑥繰り返し学習することで、力のつく学習内容がたくさんあります。
⑦外国語活動の学習が始まります。

★家庭学習の内容

国語
○音読
・毎日一回は声に出して読んでみましょう。何日かたつとすらすら読めて会話文にも気持ちがこもってきます。 　
○漢字
・とめ、はね、はらいに気をつけて、練習しましょう。
・国語辞典、漢字辞典を手元に置き、使い慣れるようにしましょう。
○読書
・家族で「読書タイム」をつくったり、読んだ本の感想を話し合ったりしましょう。いろいろなジャンルの本　を読むようにしましょう。

②算数
○計算　・計算や順序や方法が正しく身につくよう、毎日練習させましょう。
・筆算は位をそろえて書き、手順を確かめながら正確にできるようにしましょう。慣れてきたら、スピードをあげる　よう励ましましょう。
・習った単位の記号や形・大きさ、他の単位への換算など、生活の中で量感が養えるようにしましょう。

③自主学習
○読書やリコーダー、鍵盤ハーモニカを練習しましょう。
○なわとびなど体力づくりに取り組みましょう。
○日記に挑戦しましょう。　

★５・６年生はこんな時

①一人前に接してもらっているか、大切にされているかなど、大人の評価が気になります。大人のアドバイスに　より、学習に対する興味・関心も大きく左右されます。教科の得意、不得意も顕著になります。
②心も体も急激に成長し、バランスがくずれ、不安定になりがちです。また、自分を客観的に見つめたり、友達と比べたりするようになります。考える力も大人なみになり、反抗的な態度も見られます。

★５・６年生の学習内容

①どの教科も学習内容が多くなります。家庭科の学習が始まり、外国語活動から外国語になります。
②新出漢字は、５年生１９３字、６年生１９１字です。
③筋道立てて考える論理的な内容の学習や、抽象的なものの見方が求められます。
④自分で課題を見つけ、解決していくことの楽しさを経験させ「学び方」「ものの 考え方」を育てます。
⑤繰り返し学習することで、力のつく学習内容がたくさんあります。

★家庭学習の内容

①国語
○音読
・詩や俳句、短歌などを暗唱したり、朗読したりしましょう。
・強弱をつけたり間をとったり、めあてを決めて練習しましょう。
○漢字
・構成や字形を意識して練習しましょう。習った漢字を使って、熟語や短文をつくりましょう。
○読書
・家族で本の内容や、作者について語り合ってみましょう。

②算数
○計算
・問題ごとに答えの確かめを自分でするようにしましょう。よく間違える計算は、繰り返し練習しましょう。
・問題文を声に出して読み、「分かっていること」「たずねていること」を正確に読み取るようにしましょう。また、図や表にしてから、式を立てる習慣をつけましょう。 ○家庭　・学んだことを生かし、家事の分担を考えましょう。

③自主学習
○読書やリコーダー、鍵盤ハーモニカを練習しましょう。
○縄とびなど体力づくりに取り組みましょう。
○その日に習ったことをノートに工夫してまとめましょう。
○辞書や図鑑を常に手元に置いておきしょう。
○日記に挑戦しましょう。