きこえとことばの教室

どんな子のための教室?

言葉の問題
発音の誤り
 

ある音が他の音に置き換わる。
[ 例 ] サ行音がタ行音に置き換わる。
    さかな → たかな   おすし → おつち

ある音の子音部分の省略がある。
[ 例 ] おかし → おあし    りんご → いんご
    とけい → とえい    テレビ → テエビ

ことばが出にくい、流暢さに欠ける
 
音やことばを繰り返す。
[ 例 ] ぼ・ぼ・ぼくね、きょう公園で、あ・あそんだよ。

ことばの始めの部分を引き伸ばす。
[ 例 ] あーのね、ぼーくね、学校に行ったよ。

ことばがなかなか出ない。
[ 例 ] ンンン 赤いぼうしが ンンほしいな。


これらの症状は、歌っている時には出ません。
また、独り言を言っている時も出ないことが多いようです。
スラスラ話せる時と、そうでない時があります。


 
ことばの発達の遅れ
ことばがつながらない。
[ 例 ] パパ、カイシャ (パパは会社に行ったよ。)
   言いたいことを、適切な文やことばを使って表現できない。
[ 例 ] くるまね、ビュー(車がものすごい速さで走っているよ)

指示がよく伝わらない。
相手の言ったことがよく理解できていない。
[ 例 ] 見当違いの行動をしたり、返事をしたりすることが多い。
   (問) どこへ行って食べたの?
   (答) ごはん食べた。≪ 質問の 「食べたの」 に反応 ≫語いが少ない。


きこえの問題
きこえにくさがある
 

後ろから呼んでも振り返らない。
音がした方向をつきとめることができない。
テレビのボリュームを大きくしないと聞き取れない。
会話のときに、大きな声で話さないと伝わらない。
聞き返しが多い。
会話のときや授業中など、片方の耳をつき出して聞いていることが多い。
(片方の耳だけ聴力が落ちている。)
話し声のコントロールが十分にできない。大きすぎたり、小さすぎたりする。
質問をしたり、話しかけたりしたとき、見当違いの答えをすることが多い。
指示をよく聞き間違える。
発音に誤りが見られる。
ことばの発達が遅れている。