校長あいさつ
第13代校長 世取山 哲哉 |
令和7年度のスタートにあたり、保護者の皆さま、地域の皆さまには、日頃より本校の教育活動に深いご理解と温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
新しい年度を迎え、子供たちは希望に満ちた表情で登校し、それぞれが新たな学年、新たな仲間との出会いに心を弾ませています。子供たちにとって、この「はじまり」は大きな成長のチャンスであり、未来への一歩です。
「千里の道も一歩から」という格言があります。どんなに大きな夢や目標も、最初の一歩を踏み出さなければ始まりません。本校では、その“一歩”を確かなものにし、子供たちが自らの力で道を切り拓いていけるよう、教育活動を充実させてまいります。
そのために、本校の教育目標である「考える子」「心豊かな子」「たくましい子」の育成を柱に据え、子供たちの資質・能力をバランスよく育てていきます。
「考える子」には、自ら課題を見つけ、探究し、答えを導き出す思考力と表現力を育てていきます。
「心豊かな子」には、友だちや家族、地域の方々との関わりを通して、人を思いやる心や感謝の気持ちを大切にしてほしいと願っています。
そして「たくましい子」には、困難に立ち向かう強さと、心と体を健やかに育む生活習慣を培ってまいります。
今年度、本校は文部科学省の「リーディングDXスクール」に選出されました。この取り組みは、全国の学校に先駆けて、ICT(情報通信技術)を活用した授業改善や校務の効率化、個別最適な学びの実現などを進めるものであり、本校にとっても大きなチャレンジとなります。
タブレット端末や電子黒板の活用、学習データの分析、協働的な学びの場づくりなど、ICTを活かした新しい授業スタイルの研究・実践を通して、子供たちが主体的に学びに向かう力を育てていきます。
また、教師も共に学びながら授業の質を高め、子供たち一人ひとりの学びを支える環境づくりを進めてまいります。
とはいえ、ICTはあくまでも手段です。子供たちが人とのつながりの中で学び、感動し、考え、挑戦していく中で、「生きる力」を育むことが教育の本質であることに変わりはありません。温かな人間関係の中でこそ、学びは深まり、心は豊かに育っていきます。
学校、家庭、地域が手を取り合い、子供たちの成長を見守り、支えていく「チーム島根小学校」の力が、これからますます大切になってまいります。
本年度も、どうぞよろしくお願いいたします。 |
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