鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2021年2月8日(月)
笑い声

先週金曜日の午後、校長室で事務仕事をしていると、校庭から歓声が聞こえてきました。
声援や歓喜の声、時にこだまする笑い声に思わず外を覗いてみると、3年生女子体育授業、ソフトボールの時間でした。
雰囲気的にはクラスマッチだったのでしょうか。クラスメイトの名前を叫びながら応援する様子は、まるで球技大会でもやっているかのようでした。
指導する佐藤教諭は、事故防止のため両チームのキャッチャーを務めていました。時折起きる笑い声は、その佐藤教諭がチームの意に反する判定をしたとき。
一方のチームから「佐藤せんせ〜いっ!」と攻めたてる声に、先生のせいじゃないよ!と言わんばかりのジェスチャーをすると、生徒たちは大笑いをしていました。

笑い声をこんなに聞いたのは久しぶりだったような気がします。

私も保健体育科の教員でしたから、このコロナ禍での授業が思うように進められないことはよく承知しています。
今も生徒同士が接近しない種目を選ばなければいけないため、比較的接触の少ないベースボール型球技を行っています。また熱中症になる危険性が少ない季節のため、実技中もマスクを着用していました。
そうした中において、特に3年生は受験によるストレスも少なからず抱えていることでしょう。
それでも生徒たちは、笑顔を忘れていないことに安心をしました。

当初予定では昨日(2/7)で緊急事態宣言が解除になるはずでした。しかし東京都の現状はそれには至らない状況が続いています。
先週、通知文によりお知らせしましたとおり、2年生、そして7組が2月下旬に準備していた校外学習は中止とさせていただきました。
残念ではありますが、まだ大勢の生徒を都外に引率することは控えなければいけないと判断しました。
今、大きな移動を伴わない範囲で、できることはないか検討しています。
生徒たちの歓声、笑い声を聞くことができる日が早く来ればいいと思っています。
そしていつかマスクもとれて、その下に隠れている「笑顔」も見られる日がくることを願っています。