鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年4月16日(木)
日直日誌

 私たち教員も、生徒の皆さんと同じように「日直」がいます。日直に当たった先生は「日直日誌」もつけています。学年別の登校対応日だった昨日の日直日誌にはこう書かれています。
 
 学年対応日で久しぶりに生徒が登校し、校舎内も学校らしく感じられた。当然のことだが生徒がいてこその学校で、生徒の姿を見守る先生方の表情もとても明るく、嬉しそうに見えた。

 校舎というものは本当に無機質で、新築3年目という新しさもあってか、誰もいないと生活感を感じさせない雰囲気を漂わせることがあります。特にこの2ヶ月間は生徒の姿がなく、生徒が廊下を歩く音、休み時間のしゃべり声、校庭や体育館に響き渡る音が一切途絶えています。加えて緊急事態宣言以降、教員も原則として自宅勤務が命じられているため職員室からもいつもの会話が聞こえてきません。
 そんな状況が続いていましたから、学校に生徒がいる、というあまりにも当たり前の光景がとても嬉しく感じたのは私だけではなかったようです。
 先生たちの明るく、嬉しそうな表情。新クラスを知ったときの2,3年生の一喜一憂する姿。1年生の緊張しながらも嬉しそうに教科書をもらう様子。「久しぶりだね」と先生に声をかけられ嬉しそうに微笑んだ7組のみんな。これが日常になる日を、誰もが待ち望んでいる。
 
 無機質な学校に活気が戻る日を楽しみにしていよう。