チーム力を活かした指導体制
1.算数の少人数習熟度別指導
少人数指導は、習熟度別のグループを編成し授業を行っている。
指導体制については学年担任と算数少人数担当教員でチームを組み学級数プラス算数少人数担当教員で分割している。
習熟度別指導では、単元のはじめに既習事項のレディネステストを行い、コースを決定している。
原則として以下のような編成を行っている。
2.少人数習熟度別指導のコース
学年によっては違う呼び方をすることがあります。
コース | コースの説明 |
---|---|
マスター コース |
学習に関連ある内容を復習しながら、教科書の内容をゆっくり、 ていねいに進める「わかるようになる」ことをめあてとしたグループ |
トライコース | 教科書を中心に学習して、ドリルやプリントなどを進める 「わかったことがきちんとできる」ことをめあてとしたグループ |
チャレンジ コース |
教科書の内容を十分理解した上で、関連のある内容の応用問題や発展問題にも取り組む 「自分の力でよく考え、すらすらできる」ことをめあてとしたグループ |
3.指導の工夫
- レディネステストや普段の学習の進度を考慮してグループ分けをし、一人一人自分の習熟度に合ったグループで学ぶことにより、 学習の確実な定着を図る。
- 単元の終了 に1時間の振り返りの時間を設定し、発展や基礎などグループに応じた指導を行う。
- 全ての学年で単元ごとのワークテストの結果を集計ソフトに入力し、個人や学年の定着度をいつでも確認できるようにする。
4.効果
- 自分に合ったグループで学習することにより、安心して学習に取り組める。
- 児童一人一人の学習定着度をきめ細やかに評価し、その後の指導に役立てることができる。
- 担任のみではなく少人数担当も含めたチームで児童一人一人の状況を見ることができる。