鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年6月19日(金)
先生の日直日誌より

4月16日付けの校長日記に「先生方も日直がいて日直日誌をつけている」ことを紹介しました。

6月18日の日直日誌(正確には「看護日誌」と言います)には、次のような様子が書かれていました。
この日は1年生の登校日。登校してきた1年生に「学校は楽しい?」と聞くと、「少しずつ慣れてきた」と返事をしてくれる生徒がいた。
しかし中には「友達がまだできない」とちょっと不安な気持ちを打ち明けてくれる生徒もいた、とのこと。

不安ですね。学校が再開されたと言っても分割登校で、教室には3分の1の生徒しかいません。学校によっては1クラスを3分割して日を分けて登校している学校もあるようですが、本校は先生方の「同じクラスの仲間が一度も顔を合わせることがないのはあまりにもさみしいのでは」という思いもあり、1つの学年全員が同じ日に登校するという体制をとりました。
それでもやはり「友達がまだできない」という不安を抱えている。当然ですね。授業中の私語はもちろん、休み時間も極力教室内にいて騒がず、大勢での接近したコミュニケーションをとらないように、というのが現状です。積極的に友達に声をかけようとすることがなかなかできる状況ではありません。
まだ友達ができない、と不安に思っている人は、きっとあなただけではありません。だから安心してください。

この日の日直の先生は日誌をこう締めくくっています。
「学校教育の存在意義の大きさをしみじみと感じています」
本当にその通りです。

さあ、皆さん、来週からは全員通常登校。新しい生活様式を取り入れながらも、これまでの学校生活にかなり近い生活が始まります。友達、できますよ、きっと。