鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年10月23日(金)
晩秋

うつむきながら考え事ばかりをしていると、季節を忘れてしまうことがあります。危うく「秋」を通り過ぎてしまうところでした。

校舎裏にはたくさんの植樹があります。以前「イヌマキ」という植物を紹介しましたが、校舎西側には「南天」が植えられています。
気がつけば葉は真っ赤に染まり、同じくらい真っ赤な南天の実がなっていました。調べてみると南天は「晩秋から初冬にかけて」実をつける、とのことです。すぐそばに植えてある「ハナミズキ」も真っ赤に染まり、その葉はもう落ちてしまいそうです。季節は秋から冬にさしかかろうとしているのだと気がつきました。

日本と言えば「四季」。季節がこれほどはっきりと四つに分かれている国はめずらしいと言われています。しかしその「四季」が少しずつ失われてきているのではないかと、懸念する声も広がってきています。
言われてみると今年は秋がとても短かったような気がします。7月末まで降り続いた雨。一転して8月は猛暑。9月、10月も「秋晴れ」が少なく、何となく曇りや雨の日が多かったように感じています。そしていつの間にか朝晩は肌寒くなり、11月「霜月」もすぐそこです。

昨日の新聞に、ここからさほど遠くない都市農業公園の土手沿いに「コスモス(秋桜)」がいっぱい咲いているという記事がありました。「GO TO ○○」が解禁されても、なかなか遠出はできません。週末は近場で秋を楽しんでみようかな、と思いました。

ご家庭では、今年の秋をどのように満喫したでしょうか。
何となく、コロナ対策で終わってしまった秋、のような気がしてなりませんね。