本日は午前中不在にしていたため、校長日記の更新が遅くなってしまいました。
ところで上の写真は先日行われた「3年生卒業遠足プレゼンテーション」の様子です。
かねてよりお知らせしていますように、今年度は学校行事をほとんど行うことができません。中学校生活最後の1年となる3年生にとっては、修学旅行や運動会、学習成果発表会など、思い出に残る行事は全て中止となってしまいました。
そうした中、一つでも多くの思い出をつくろうと、卒業遠足の実施を模索しています。しかも3年生のすごいところは、それを企画の段階から生徒が参加するという方法をとっていること。今回のプレゼンテーションはその集大成です。
通常、こうした行事の多くは教員が行き先を決めて実施に向けての準備を整えていきます。しかし今回は「行き先をどこにするのか」から生徒が参画しています。「どこに行くか」ではなく、企画立案をさせることに重点をおいたということです。
この日のプレゼンテーションは代表生徒による10の提案でした。レジャー施設、スキー教室、オンライン修学旅行など、その提案は多岐に渡り、またその内容も大変よくできたプレゼンテーションでした。
1時間同席させてもらい、突如最後に講評を振られたので、3年生にはこのようなメッセージを送りました。
「大変有意義で、楽しい時間でした。こうした力を身に付けている皆さんなら、例えば行き先が「舎人公園散策」に決まったとしても(※候補地に「舎人公園散策」はありませんでしたが)、きっと楽しむことができるでしょう」
決められた、与えられたことをこなしていく時代から、自ら考えて実行する時代へ。そんなことを実感した1時間でした。
|