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「四半世紀」という言葉の意味が「25年間(1世紀100年の四分の一)」であると知ったのは、大学生…いや、もしかしたら、社会人になってからかもしれません。それまでこんな言葉を使ったことはありませんでしたし、初めてこの言葉を聞いた(読んだのが最初かもしれません)時には、全く意味がわかりませんでした。
この時期になると思い出すことがあります。
1995年1月17日。今から約四半世紀前のこと。
今の時代、忘れてはならない大きな災害と言うと、多くの人が2011年3月11日の東日本大震災を思い起こすでしょう。今年の3月であれから10年が経ちます。
忘れてはいけない未曾有の災害と言いつつも、少しずつ風化しているのも現実のような気がします。
それからさらに時をさかのぼった1995年。こちらはもしかするとすでに人々の記憶から消えかけている、遠い過去の災害になりつつあるかもしれません。「阪神淡路大震災」が発生しました。
私は当時、すでに教員になっていました。そしてちょうどこの時、私自身も震災とは別の、忘れることのできない出来事を経験していました。
来週の一週間は、当時の記憶をもとに、阪神淡路大震災と私の個人的な経験についてお伝えさせていただきます。
明後日の日曜日が1月17日ですが、このコロナ禍においては約四半世紀も前の災害については、もしかすると大きく取り上げられないニュースになってしまうかもしれません。
私に伝えられることは、この場を借りて伝えようと思います。
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