鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2021年3月25日(木)
修了式

左:プランターに植え替えた「すずしろ」
右:すずしろの種(中央の蕾の部分)

とても穏やかな朝でした。快晴とは言えないけれど、春らしい霞がかった青空。緑道の菜の花は今も満開で一面を「菜の花イエロー」に染めていました。それに負けまいと、公園の桜も満開に咲き、穏やかな春の朝を演出しくれていました。

一昨日、出張先からの移動中、自転車をこいでいると停車中の車の中から「先生」と声をかけられました。見ると先日本校を卒業したばかりの生徒さんと保護者の方。聞けば高校に教科書等を取りにいった帰りだそうです。新生活に向けての準備が始まっています。
昨日は出勤するとすぐに「校長先生、見てください」と、一人の生徒が声をかけてくれました。この校長日記を読んでくださっている方は、覚えていらっしゃるでしょうか。「春の七草」。その後、春の七草を私の代わりに育ててくれているのが、この男子生徒です。
見て驚きました。すくすくと育った「すずしろ(大根)」は、白い大きな花を咲かせ、いつの間にか「種」がついてました。うれしくて涙が出そうになりました。小さな観賞用だった七草が、花を咲かせて種をつける。ここでも「次への引き継ぎ」が確実に行われていました。

穏やかな春の朝を感じられたのは、忙殺されていた私の心が少し穏やかだったからなのかもしれません。

さて、そろそろ修了式に行かなくては。

令和2年度が終わります。

※一年間、ご愛読ありがとうございました。春休み中はPCのメンテナンス等があるため更新できないので、今年度の校長日記は今日で終わりです。ご了承ください。