鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年4月14日(火)
菜の花

 今日は「菜の花」のお話。
 上の写真をごらんください。撮影したのは令和2年3月16日、今から約1ヶ月前のこと。
 学校はすでに休校に入っていました。当時私は副校長。「ちょっと校舎周りの点検を」と思い外に出て、校舎の周りを一周していたときのことです。場所は北側の遊歩道。ふと気がつくとアスファルトの隙間から茎が伸び、黄色い花を咲かせている。近づいてみればなんと「菜の花」。
 驚きと同時にうれしくなりました。実は赴任当時から思っていたことがありました。「鹿浜菜の花中学校には菜の花が咲いていない」。聞けばもともとこの敷地にあった旧第八中学校には菜の花がたくさん咲いていたとのこと。しかし一度校舎を取り壊し、新築された今の敷地には菜の花が咲いていないのでした。
 地域の方、特に「開かれた学校づくり協議会」の方々はそれを気にかけてくださり、令和元年の秋頃、プランターに菜の花の種を植えて「春には満開になるといいね」と話をしていたのです。その後、7組の生徒さんやボランティア部の皆さんが水やりをしてくれて、たくさんのプランターに菜の花が咲きました。
 それが、こんなところにも咲いている。
 どこからか種が飛んできたのか、元々地面に埋まっていた種がようやく目を出したのか。定かではありませんが、この地が「菜の花」の大地であったことを物語っている気がしました。
 校章になぜ「菜の花」なのか。わかった気がしました。