鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年7月16日(木)
授業の様子

昨日の5時間目は、1年4組社会科(亀澤教諭 本年度より新規採用)の授業を参観しました。

授業が始まる5分ぐらい前に4階に上がったのですが、まず驚いたことは、すでに廊下には生徒がいなかったこと。先日の校長日記でも紹介しましたが「チャイム始業」がかなり身に付きつつあるようです。通りかかった1年1組の教室(保健 宮下主任教諭)に入り、しばらく様子を見ていたのですが、先生も生徒も「いつ授業を始めても大丈夫」といった雰囲気。本当に素晴らしい!と思いました。

1年4組は地理の授業でした。先生が「ここは大事だよ。アンダーラインを引いて」というと、一生懸命マーカーを走らせていました。感心したのは、隣の生徒が聞きそびれていると、すぐに近くの生徒が「ここだよ」といって教えてくれていたこと。当たり前のことのように思えるかもしれませんが、こうしたコミュニケーションは互いの信頼がなければ成立しません。通常登校となって一ヶ月弱ですが、すでにこうしたコミュニケーションがとれる関係になっていることに安心しました。

亀澤教諭も、つい姿勢が崩れてしまう生徒に対して繰り返し丁寧に声かけをし、まとめの場面では全ての生徒が一生懸命自分の考えをプリントに書いていました。

これからの時代の授業は「主体的、対話的で深い学び」のスタイルを求められます。しかし新型コロナウイルス感染防止の観点から、当面の間は「対話的な活動」ができません。そうした中でも最小限のコミュニケーションを取ったり、地図帳や資料集から必要な情報を読み取りまとめる授業を見ることができました。

何よりも、1年生の皆さんが(4組に限らず)、前向きに授業に励む姿が素晴らしい!

1年生の成長する様子(もちろん亀澤教諭も!)が実感できる5時間目でした。