昨日放課後、三者面談前にある保護者の方が校長室に立ち寄ってくださいました。すでに卒業されたお子さんの進路選びの際、見学先の高校で個人面談を担当された先生と、私(当時副校長)の話題になったとのこと。私もその先生をよく知っていましたので、きっと「鹿浜菜の花中」という学校名を聞いて、その先生も私を思い浮かべてくれたのかもしれません。その時の様子を伝えようと思った矢先に長期休校…。今回わざわざ伝えに来てくだったのでした。その保護者の方はこの校長日記もよく見てくださっているそうで、大変ありがたく思いました。
ところで昨日は区役所から「おいしい給食」担当の方が、本校の給食の様子を視察にきました。生徒の皆さんには給食中に突然3人の大人が教室に入ってきましたから、驚かせてしまったかもしれません。(そのうちの1人は校長先生ですよ(笑)。ある教室で「大久保」という名札を見て「大久保さんって、だれ?」と声を上げてくれた生徒がいました。近くにいた生徒に「校長先生だよ!」と言われると驚いた様子でした。驚かせてゴメンナサイ)
担当の方からは「どの教室も落ち着いてよく食べていますね」とお褒めの言葉をいただきました。担任の先生がおかわりの声かけや配膳をしている姿を見て「担任の先生が給食によく関わってくれている」という感想もおっしゃっていました。
一方で、区役所には時々給食に関する苦情が入るようです。多くは「うちの子がおいしくないと言っている」。
ここからは私の全くの主観ですが、「おいしい」かどうかは極めて主観的であると思っています。私も担任時代に「今日の給食まずい!」と、生徒が言う場面に何度か遭遇しています。その声を聞いたときには必ず別の生徒に「今日の給食はおいしくなかったかなぁ?」と聞いていました。すると、けっしてまずいとは思わなかった生徒が少なからずいることを確認することができます。
おいしいかどうかは、もう一つ、その人の食習慣にも左右されると思っています。食べ慣れているものは比較的おいしい、と感じます。食べ慣れない料理は抵抗を感じることがあります。郷土料理や異国料理を想像すればわかりやすいかもしれません。その地では当たり前のように食しているものも、異郷の人には「?」と思えてしまう。
万人がおいしいと感じることは難しい。
でも、裏を返せば、万人がおいしくないと思っているわけでない。
大切なことは「おいしい」かどうかではなく、「おいしくいただく」という習慣。この習慣が身に付いてる人は、きっと苦情など言わないのではないか、と私は思っています。
生徒の皆さん、お家の食事も学校給食も、おいしくいただいていますか?
本校の齋藤栄養士さんは、皆さんに「おいしい」と思ってもらえるよう、日々工夫をしてくれています。
いただく側の皆さんも「おいしくいただく」工夫ができるといいですね!
さて、そろそろ給食の時間。今日のメニューは何だったかな?楽しみ!
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