夏休みが終わりました。足立区は二期制を導入していますので、「さあ新学期の始まりです」ではありません。いよいよ前期の期末です。
9月3日から期末考査が始まります。4月から2ヶ月間の休校、6月中旬までの分割登校の影響により、今年度は前期中間考査を実施しませんでした。1年生にとってはこれが初めての定期考査になりますので、今週は、特に1年生向けに勉強の話をしましょう。
定期考査は1つの日本文化と言えます。全国的に見ても実施していない中学校はほとんどありません。やり方もほぼ同じで、だいたい考査前の一週間は部活動等の放課後活動を停止し、学習に専念する時間を確保します。そして全員が同じ日、同じ時間に同じ教科を受験することになります。できる限り同一の条件下で実施できるように配慮します。
数日後、答案が返却されます。多くの生徒は自分の得点に一喜一憂します。そして多くの生徒が「平均点」が何点なのかを気にします。平均より上であればひとまず安心しますし、平均以下であればちょっと残念な気持ちになります。これは保護者の方々も同じでしょう。そして多くの生徒はここで定期考査が終わります。
すなわち、定期考査は「結果」として扱われることがとても多いのです。人によっては、わずか一週間程度の詰め込み勉強の、です。
定期考査は「結果」ではなく「過程」です。これまで習ったことがどれだけ身に付いているかを知り、何が身に付いていなかったのかを知るものです。なので当然身に付いていなかった部分については、改めて勉強し直してその部分を身に付ける作業をしなくてはいけません。定期考査はそれを知るためのものです。
明日は「それを知る」についてお伝えしましょう。
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