昨日は校内研修を行いました。
本校は人権尊重教育推進校の指定を受け、人権学習に積極的に取り組んでいます。今年度のテーマは「ポジティブな行動支援を通して自己指導能力を育む人権教育の推進」です。
ちょっと難しいかもしれませんね。簡単に解説すると「できていない行動に焦点を当てるのではなく、できている行動に焦点を当てて、それを増やしていこう」という取組です。
また注意をするときにも「○○しない!」ではなく「○○します!」と声かけをします。
例えば、廊下を走ると危険ですから、廊下を走ってはいけません。でも走っている生徒がいたとします。その時に「走るな!」ではなく「歩きます!」と声をかけることで、行動を変えていく。
これが簡単なようで、意外と難しい。
しかし、注意された側からすると「○○しない!」とやっては行けない行動を指摘されるより、自分がどのような行動をとればよかったのかを指摘された方がわかりやすいし行動を変えやすくなる。
よい行動を増やすことが、結果としてやってはいけない行動を減らすことになる、という取組を実践しているのです。
「これが簡単なようで意外と難しい」と書いたとおり、決して簡単なことではありません。なので講師の先生をお呼びし研究・研修を重ねながら実践していこうとしています。
難しいことですが、これを実践していくことで、よりよい学校になっていくことは想像できます。
期末考査一週間前になりました。
ご家庭で勉強する姿が増える時期です。勉強をやっていない時の姿に対して「勉強やったの?」ではなく、やっている姿を見つけ「頑張ってるね」の声かけができるとよいですね。
学校でも、ご家庭でも、ポジティブな行動を増やす働きかけで、お子さんを支援できたらいいなと思っています。
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