鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年9月5日(土)
定期考査最終日

今日は定期考査最終日です。
この数日は定期考査を中心に、学習に関する話題をお届けしてきました。今日はその最後に、改めて勉強についてお伝えさせていただきます。

勉強ができない。
中学生にとっては一番不安が大きくなる悩みと言って過言ではないでしょう。できないことに気づいてしまうことは、本当に焦りを感じますから、心中穏やかではありません。
ところが「できない」ことに気づかずに済む方法が一つだけ、あります。それは「やらない」。

定期考査一週間前になると、学校生活は「勉強モード」になります。この生活文化については8月24日付けの校長日記で書かせていただきました。それまではあまり勉強に力を入れていなかった生徒も、この期間ばかりは「よし、勉強しよう」と取り組むようになります。
取り組むと気づく、気づいてしまうことがあります。それは「わからないところがある」、「できないものがある」。やった時にしか、やった人にしか、これに気づくことはできません。手をつけてみたからこそ「できない、わからない」に気づいてしまう。これが嫌で口をつく言葉が「やってもどうせできない」。

この不安を解消する方法が1つだけあります。「やる」。勉強に関する不安は勉強をすることでしか解決することができないのです。

1年生は特に、今回の定期考査を終えて教科の多さ、出題範囲の広さ、基礎的内容から応用に至る内容の深さに驚いた人がいるかもしれません。逆に「こんなものか」と思った人もいるでしょう。そうした気持ちは問題用紙自体があなたに与えたのではありません。その問題用紙をみるまでにあなたがどのような取組をしてきたか、が引き起こす感情です。

何度も繰り返しますが、できないこと、わからないことは悪いことではありません。しかしそれを放置したり、そこから目を背けることはあまりよいことではありません。

来週から放課後補充教室「鹿浜菜の花タイム」が始まります。今回の考査やこれまでの単元テストの結果などをもとに行う補充教室です。できないことに焦点を当てず、1つでもできるようになることに焦点を当てて、少しずつ「できた、わかった」を増やします。
勉強は勉強で解決。中学校生活は始まったばかりです。