プロフェッショナル、の続きに入る前に。
職員の日誌を見ていると、2学年のある先生からこんな記載がありました。定期考査最終日のことです。
『定期考査3日目、2年生は昨年とは全く違う雰囲気で準備をしたり、生徒同士で振り返りをしたりする姿が見られました。この感じを継続させていきたいです』
2年生の皆さん、皆さんの成長を先生方はしっかりと見て、感じてますよ!
さて、プロフェッショナルの続きに入りましょう。
どんなに大きなトラブル・災害でも、行きつくところは、たった一人の「まぁ、いいや」があり、その「まぁ、いいや」で事故が起きる。
たとえば…
・玉掛作業で点検もしない。かけ方も雑、「まぁ、いいや」によって荷くずれを起こし、下にいた人に当たり怪我をさせる、最悪の事態を起こす。
→その場、その作業ごとに、これでよいか自分でチェックし、検査し、大丈夫かどうか確認し、絶対に大丈夫なように直す。プロ意識をしっかり持ち、自分の行動に責任を持つ。
・作業上、やむを得ず手すりをはずし、そのままにしておく。
→自分がはずした手すりが無くて、その場から人が落ちたら、取り返しのつかないことになる。会社、家族、周りの人に迷惑をかけてしまう。そんなことが起きることを予想して、その場その場で復旧する。
災害、トラブルの前には必ず前ぶれがあり、その「まえぶれ」を利用できたか、利用できなかったかで結果は全く違ってくる。
たとえば…
・使用している機械が大きな音を立て、がたつきがあり、明らかに今までと違う。そのまま使っていたら機械が折れ、下にいた人を怪我させた。
→異常を感じたら、その点検を細かく、場合によっては修理に出すことによって、事態は回避できる。
・どうも取り付けるものがしっかりと納まらない。おかしい、おかしいと思いながら仕事を進めたが、最後に全部やり直しとなった。
→おかしいと思ったら立ち止まり、チェックをし、原因を見つけて、是正してから次に進む。
「まあ、いいや」という気持ち。「まえぶれ」に気づかない、気づいていたのに対応をとらない。いわゆるちょっとした気の緩みが大きな事故につながる。他人事ではありませんね。
続きはまた明日。
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