鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年9月14日(月)
総合高校

先日、ある都立総合高校の先生がお見えになりました。ひと昔前は都立高校の先生方が中学校を訪問することなどあまり無かったように思いますが、今や都立高校、私立高校に関わらず、高校の先生方は中学校を回っておられるようです。高校の先生の目には、本校の生徒の皆さんはどのように映ったでしょうか。

保護者の皆様には総合高校(総合学科)というものは聞き慣れない高校かもしれません。 都立王子総合高校や葛飾総合高校、晴海総合高校などがあります。総合高校(総合学科)には普通科と違う特別なカリキュラムが組み込まれています。「産業社会と人間」と言い、総合学科ではすべての生徒が履修する科目です。自分を知り、職業について調べ、自己のあり方や生き方を探求するものです。中学校に当てはめると、総合的な学習の時間に実施している職業調べ、職業体験、上級学校調べなどの「キャリア教育」の延長と行ったところでしょうか。
今回訪問してくださった総合高校では、すべての3年生が自分でテーマを設定し10分程度のプレゼンテーションを作成して発表をするとのことでした。1、2年生は自分の興味のあるテーマを見つけて、その発表を聞きに行くそうです。プレゼンテーション能力はこれからの社会人に不可欠な要素ですし、1、2年生にとってみれば自分の興味あることを探す力を身につけることにまります。さすが高校生。良い取り組みをしているなぁ、と感心しながら話を聞いていました。

今の自分を知る、これからの自分について考える。先輩や先人の話を聞くことで、自分の見識を広げ、自己の興味の幅を広げていく。これはとても大切で、本校でもどんどん実践していきたいキャリア教育の一つです。

3年生の皆さん、総合学科、面白そうですよ!