先週、給食時間中に全校生徒に向けて放送をさせていただきました。
ここ数年、本校は残念ながら給食の残菜率が高い状況が続いていました。多い時には25%を超えることもありました。25%と言えば4分の1。実に4分の1の食品ロスを出してしまうこともあったのです。これについては前校長である勝田校長先生も懸念されており、朝礼で改善を求めたことを覚えています。その声かけに反応し残菜率が低下したことも記憶に新しい出来事です。
今年度は8月末まで簡易昼食でした。実はこの間は残菜率が低く、みんな本当によく食べているなあ、と感心していました。9月に入って通常給食になって以降も、比較的良い状況が続いていたため、これはぜひ生徒の皆さんに感謝とお礼をしなくては、と思い給食中に放送をさせていただいたのです。放送した日の残菜率は5%代にまで下がりました。翌日、広報委員の生徒さんにお願いして、改めて感謝の放送を入れさせていただきました。
新型コロナウイルス感染防止対策のため、全員が前を向いて静かに食事をするという状況が続いています。もしかすると、これは決して悪いことではなく、静かに落ち着いて「食すること」に専念できることが、残菜率の低下に結びついているのかもしれません。
「食」は生きていく上で最も重要な活動の一つですし、心身ともに健康のバロメーターになることがあります。食事が美味しくないと感じたり、食欲がわかない時は、心身に何らかの不具合があったりします。そう考えると残菜率は学校全体の健康を表しているのかもしれません。残菜の少ない健康な学校。そんな鹿浜菜の花中学校であり続けることを願っています。
追伸
嬉しいことに残菜率1桁は今週も続いています。(月曜日6.4%、火曜日6.8%。欠席者等の数を差し引くと、ほぼ全員が完食しているといえます。この状況が続くといいですね!)
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