昨日は1年生を対象に「制服を着こなす身だしなみセミナー」を実施しました。
講師は鹿浜菜の花中学校の制服を製造している滝本株式会社。こうした取組は比較的珍しいのではないでしょうか。
「制服の着方」となると、生活指導的な観点からの話が多くなります。「これはダメ」「これは違反」という話になってしまいがちです。
しかし今回の「身だしなみセミナー」の主旨は、異装をただすことが目的ではありません。相手に好感を与える服装、振る舞いを知ることが目的です。
身だしなみは「おしゃれ」や「かっこよく」ではありません。冒頭、このような話がありました。
身だしなみは、自分がおしゃれだと思うとか、かっこいいと思うとかではなく、相手に好感を与える着こなしのことを言うのだそうです。
次に「3〜10秒」という数字が提示されました。「これ、何の時間かわかりますか?」。生徒はいろいろな反応をしましたが、正解は「第一印象が決まるまでの時間」とのこと。
人は10秒程度で第一印象が決まり、しかもその第一印象は大変強いインパクトを残すので、強く心に刻まれてしまうことがある。う〜ん…、納得です。
そして制服には「一体感」や、その所属の「代表」であること、またその制服に袖を通すことで自覚を持ち、頑張るぞと言う思いを約束し、周りの人はそれを期待する、そんな意味があると教えてくださいました。
菜の花イエローのYシャツ。イエローラインの入ったジャケット。鹿浜菜の花中学校の制服に込められた思いを背負って、制服を着こなしてほしいなと思いました。
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