前期最終週になりました。今週は前期の様子を振り返りながら、後期の半年間をどう過ごしていくかについて考えていきましょう。
今日は改めて、新型コロナウイルス感染防止対策について。
新型コロナウイルスが日本でも話題になったのは、確か今年の1月ごろだったように思います。当時は中国で新型のウイルスが猛威を振るい始めているといった、半ば他人事のような報道だったことのように覚えています。身近に感じ始めたのは大型豪華客船が横浜に入港したあたりから、だったのではないでしょうか。船内で集団感染が起きている。日本としてはこれを「水際」で阻止しなければいけない。連日のように船内の様子が報道されていました。今思うと、この時すでに国内には感染が広がり始めていたのかもしれません。「見えない恐怖」という、本当に厄介な事態が起きていることを、少なくともまだ教育現場は自分のこととしてとらえてはいませんでした。2月の中旬まで、当時の3年生(現在の高校1年生)の卒業前校外学習(劇団四季の観劇を予定していました)を「なんとか実施したい」と悩んでいたことが今でも記憶に残っています。しかしその直後に校外学習どころか学校自体が休校になり、それが3か月もの間続くことになるとは、想像もしていませんでした。
現在、学校は感染拡大防止を大原則に、少しずつ日常の活動に向けて動き出しています。しかし1年前の状況に完全に戻ることは考えていません。手洗い、うがい、マスク、ソーシャルディスタンスなど、「新しい生活様式」に移行しながら前に進んでいきます。湿度が高くなる梅雨時や夏には終息するという期待は裏切られ、訪れる冬に向けては「インフルエンザ」と「新型コロナウイルス」両方の対策が必要になります。
そこでもう一度、ご家庭でもご注意いただきたいことがあります。熱中症の危険な季節は終わりました。登下校を含め、再度マスクの着用を徹底するよう、お子さんにお話しください。後期に向けて、まず「マスクの着用徹底」から気を引き締めていきたいと思っています。
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