鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年10月19日(月)
地域と共に

昨日の日曜日に、地域少年野球大会の開会式に招かれ出席してきました。校長として地域行事に参加したのはこれが初めてのような気がします。青空のもと、地域の小学生が一生懸命野球をする姿を、地域の大人が見守っている。一昔前は当たり前だった光景が、今となっては珍しい光景にも見えました。この地域のよいところ、地域の子供は地域で育てる。そんな雰囲気を肌で感じることができました。 
それにしても少子化はこの地域でも例外ではないようです。それに加えて少年野球人口が減少している時代です。チームによっては小学校1年生の児童が試合に出場して一生懸命に白球を追っていました。この少年たちが数年後、鹿浜菜の花中学校に進学してくるかもしれない。そう思うと思わず「がんばれ!」と声をあげて応援したくなりました。 
応援といえば、グラウンドにいらした方の中に、本校在校生の親御さんが何人かいらっしゃいました。「校長先生」と声をかけてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。中には「校長日記、毎日見てますよ」と言ってくださった方もいます。先日一日「休刊」したこともご存じでしたから、本当に毎日読んでくださっているようです。驚きとともにうれしくなりました。 

驚いたと言えば…。 

開会式が終わり一息ついていると、「校長先生、始球式、お願いします!」。このひと言には驚きました。どこかの芸人ではありませんが、まさに「聞いてないよぉ!」です。投球練習などする暇もなく、ピッチャーマウンドへ。普段緊張することはほとんどないのですが、「ぶつけちゃいけない」「とんでもないところにいっちゃったらどうしよう」など雑念が頭の中をグルグル、グルグル…。それでもアンパイヤの「プレイ」の声に促され投げた球はどうにかキャッチャーミットへ。気の利く少年キャッチャーはあたかもストライクのような捕球をし、気の利く少年バッターは何ともきれいに空振りをしてくれて、無事始球式は終わりました。 
「こんな忖度をしてくれる小学生は、ぜひ鹿浜菜の花中学校に来てほしいなぁ。 」
そんな日曜日の朝でした。