鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年10月20日(火)
地域と共に 2

昨日地域少年野球の開会式の様子をお伝えしました。この地域は、地域の子供は地域で育てるという地盤があること改めて実感しました。今日は地域とのつながりについてもう少しお伝えしましょう。

先週土曜日に今年度第1回「開かれた学校づくり協議会」を開催しました。例年であれば、すでに2回目が終了している頃ですが、今年はようやく初会合を開くことができました。思い返せば、昨年度最後の会合も開催できないうちに学校は休校になり、委員の皆様と学校で顔を合わせたのは、本当に久しぶりのことになってしまいました。そうした中において、この会合をようやく開くことができたこと、そして未だ終息しないコロナ禍においても、多くの委員の方にお集まりいただけたことに感謝するばかりでした。
とは言っても、会合自体は短い時間で終わらせなければいけませんから、私から学校の様子をお伝えする程度にとどまりました。大変申し訳ないことに委員の皆さんからのお言葉をいただくことすらできなかったのですが、嬉しかったことは、会合が終わった後もしばらくの間校内を巡回してくださり、生徒の様子を気にかけてくださったことです。帰り際に「何かあったらいつでも協力するよ」と言ってくださいました。

地域の方々が学校に協力的であること。これは校長としては本当にありがいことです。教員の立場で話をしても、なかなか生徒に話が伝わらず、行動変容が見られない場合があります。しかし地域の方のひと声で、顔色をぱっと変えてピシッとすることがあります。それはやはり、小さい頃からその生徒の成長を見届けているにほかなりません。生徒にしてみても小さな頃からお世話になっているという思いがあって、この人には迷惑をかけてはいけない、と思える存在なのでしょう。

生徒にとって一番の教育者は「地域の皆様」。
この学校はたくさんの教育者に囲まれている本当に素敵な学校です。