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昨日は「文化の日」で祝日。前日にサッカー部の顧問の先生が声をかけてくれたので、サッカー部の試合を見に行ってきました。(写真は試合の様子)
実は最近、大変気になっていた部の一つがサッカー部。「気になっていた」と表現すると、何か心配事でも?と思われてしまうかもしれませんが、全く悪い意味ではありません。
この校長日記でも時々「2年生の成長ぶり」をお伝えしているかと思いますが、その成長ぶりを実感させてくれた一因がサッカー部2年生の言動にあります。
校庭での練習が急に中止になったある日、なかなか帰ろうとしない1年生部員に2年生のある生徒が「いつまでも残ってないで帰れよ!」と声をかけていたのです。当たり前のことのように思われるかもしれませんが、私の目の前で起きたその出来事は、大変すばらしいことです。
コロナ禍において、現3年生は部活動を突如引退するという辛い現実と向き合わなければなりませんでした。これについては本校だけでなく、全国の中学3年生、高校3年生がクローズアップされましたから、その心情を察することはできると思います。私はその影響は現2年生にも計り知れないものがある、と思っています。3年生が最後の大会に臨む姿を見ることができないまま、気がつけば自分たちの代になっていた。そして例年であれば十分な練習を積むための夏休みがほとんどなく、チームづくりもままならないうちに公式戦が始まってしまう。「先輩とはどういうものなのか」を十分に学ぶことができないまま「先輩としての自覚」を求められるようになる。いつもなら「徐々に」なのに、今年は「急に」。
でも前述した生徒のひと声を間近で聞いた時、「2年生、すごいな。ちゃんと成長してるんだ」と安心し、頼もしくなりました。
試合結果は残念ながら惜敗。しかし勝敗以上に2年生の成長ぶりを改めて実感することができました。2年生だけでなく出場していた1年生も一生懸命頑張っていました。
「ナイスゲーム」!
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