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今週末は後期中間考査です。すでに考査1週間前になっていますので部活動等の放課後活動は中止になっています。現職総理大臣が国会答弁で引用するほどの人気のようですから、私もあえて使わせていただきましょう。生徒の皆さん、どうぞ「全集中の呼吸」で定期考査に臨みましょう。
さて、日本の総理大臣の答弁はさておき、海を越えた国の大統領選挙は随分と接戦でした。ようやく決着がつきそうですが、その投開票をめぐっては裁判にまでもつれ込む可能性もあるそうです。そもそも公明正大であるはずの大統領選挙が違法であるとか、不正が行われているとかいう感覚は、日本の選挙制度に慣れ親しんだ私たちにはあまり理解できるものではありません。もはやその行方は、見守るしかないようです。
ところで、その大統領選挙において今回、勝者となった(なるであろうと報道されている)候補者が大統領に就任すると、それに合わせて「女性初」の副大統領が誕生するようです。男女平等や人権感覚においては日本よりも遥かに進んでいると思われる国においてなお、「女性初」という役職が残されていると言う現実は、大統領選挙の決着がなかなかはっきりしないこと以上に重要なことのように思えてなりませんでした。
副大統領になるであろう方の演説においても「私は最初の女性副大統領かもしれないが、最後の女性副大統領ではない」という旨の演説をされていました。
東京都が示す人権課題の中にも「女性」という課題が示されています。
今回の大統領選挙は、この意味を改めて考えさせられる、そんな大統領選挙だったのかもしれません。
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