鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年11月18日(水)
一度止まって

リフレッシュ週間三日目。今日も学校に直接関係する話題をさけて…

JAFという組織をご存じでしょうか。自動車免許をお持ちの方は、一度は聞いたことのある名称だと思います。一方でサッカー好きの中学生にはJFA(日本サッカー協会)の方がなじみ深いかもしれませんね。
JAF(=日本自動車連盟、ジャフと発音)がとても興味深い調査を行っています。その名も、
「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」。この2020年調査結果が公表されていると聞き、早速調べてみました。

2016年から毎年調査されていたようで(私は知りませんでしたが)今回が5回目。その結果は次のように公表されています。

「信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象(9,434台)に行ったところ、歩行者がわたろうとしている場面で一時停止した車は2,014台(21.3%)という結果となりました。これは、前年の調査時と比べて4.2ポイントの増加となりましたが、依然として約8割のクルマが止まらない結果となりました。 
2016年からの調査開始以来、一時停止率が最も高かった長野県においては、今回の調査で過去最高の72.4%となり、引き続き全国で最も高い結果となりました。」(日本自動車連盟ホームページより引用)

全国的に見ると、5台に1台が歩行者がいると停止してくれる。長野県においては10台中、7台以上が停止してくれるそうなのです。私個人としては「そんなに止まってくれていないような…」という感覚なのですが…

その感覚は決して間違っていないようで、東京都はなんと6.6%(47都道府県中最下位ではないようです)。実に100台のうち93〜4台は、停止せずに通過していく計算です。実感としてはこちらの方が納得…。
そう思いながら自分が自動車を運転している時のことを思い出してみると、自分も一旦停止し歩行者を優先させてはいないような気がしてきました。

最後に第1位、長野県のすごさを紹介しましょう。長野県では、停止してもらった歩行者は、渡る前と、渡った後にも、必ずドライバーに向かってお辞儀や会釈を返すそうです(西新井警察交通課談)。私もこれができる人になりたい、と思いました。
もしかしたら、こんなところから「あたたかい街づくり」ができるのかもしれませんね。