鹿浜菜の花中学校

校長日記

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2020年11月20日(金)
自分の言葉で

(写真左:7組面接練習の様子、右:3年生面接学習の様子)

三連休を目前に新型コロナウイルス感染が拡大しています。足立区のホームページでは区長がメッセージを発信していますので、そちらもご覧いただきながら、改めて感染対策を徹底しなければいけないと思っています。

さて、先週3年生は受験に向けた「面接」について勉強をしていました。今週は7組の3年生が校長室で面接練習を実施。いよいよ受験シーズンの到来です。

進学、就職に関わらず、面接時のマナーについては、一社会人として身に付けておきたいスキルの一つです。私自身、校長になるまでには何度か面接試験を受けてきましたし、この立場になってからは「面接する側」としてたくさんの面接に立ち会ってきました。面接はその人柄が本当によくわかるものです。
3年生が見ていたビデオでも「自分の考えを自分の言葉で伝える」ことが大切だと解説されていました。

これを見ていたときにふと思い出したことがあります。
昨年、3年生向けの面接練習の中で「最近のニュースで何か気になることがありますか」と質問したときのことです。時はちょうど足立区内、荒川の河川敷に「イノシシ」が現れた、と連日報道されていた最中。そのためか多くの生徒が「足立区にイノシシが出るなんて怖いなと思いました」と答えていました。

さて、面接の答えとして、これで大丈夫でしょうか。

期待される答えとしては「なぜ、普段は居るはずもない足立区にイノシシが出没したのか、その背景は…」ということについて、自分の考えを自分の言葉で伝えることが大切だと思います。
このことは当時発行していた副校長だよりに、次のように書かせていただきました。
「足立区イノシシを語る」のではなく「足立区イノシシで語る」。

今年は「アメリカ大統領」あたりがタイムリーでしょうか。それともやはり新型コロナウイルスに関することでしょうか。オリンピック・パラリンピックの延期などは、話を広げやすいかもしれませんね。
でも「オリンピック・パラリンピックが延期になって選ばれた人たちはかわいそうだなと思いました」、で終わらないように。
もしこの状況で実施していたら?
果たして1年後に開催できるのか?
やるメリットとデメリットは?
やらないメリットとデメリットは?
で…、結局あなたはどうしたらいいと思う?

何に対してでも結構ですが、一段深く掘り下げた答えができるようにしておきましょう。

繰り返しますが、三連休、感染防止対策を最優先に心と体を「リフレッシュ」できますように。