昨日は火災を想定した避難訓練を実施しました。避難訓練は毎月実施していますので特別なことではありませんが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全校生徒が1カ所に避難をするという訓練を実施できていませんでした。そうした事情から今回ようやく初めて全校生徒が校庭に避難をするという訓練を実施することができました。
報道等でご存じの方も多いかもしれませんが、今「避難所設営」は大きな課題を抱えています。本来、避難所といえば多くの人が身を守るための場所のはずです。ですから、その場所にはたくさんの人たちが避難をしてくることになります。その結果、そこは必然的に「密」の状態になります。
これまでも避難所を設営する際は、感染症予防には気をつけていました。しかしその対象は主に「食中毒」を引き起こすようなウイルスであったり、不衛生が原因である感染症であったり、冬場であればインフルエンザなどでした。これからはこれに「新型コロナウイルス」対策が必要になります。
その新型コロナウイルス感染防止には、何度も言われてきたように「密」の状態を避けることが最も大切です。
一カ所に人を集めながらも密集させない。避難所はいかにして「密」を避けるか。
今まではあまり考えてこなかったことを考えなければいけない時代になっています。
昨日、生徒の皆さんには話をしました。
実際に避難をしなければならない事態がいつ起きるかわかりません。例えばその時に「マスクするの、めんどくさい」などという行動をとると、どのようなことが起きるのか。これからの避難訓練はそういうことも考えるきっかけにしてほしい。
よい機会です。ご家庭で「もし今、避難所に行かなければならないような災害が発生したら、避難先でどのようなことに気をつけて行動しなければいけないのか」、一度話し合ってみてはいかがでしょう。
最後に。
明日は今月2度目の土曜授業日です。お忘れなきようご注意ください。
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