12月6日付、東京新聞の一面に「奇跡の日記」」という記事が掲載されていました。日記を書いているのは東京、武蔵野市に住む91歳の男性。何が奇跡かと言うと、この方は10歳から81年間、日々の出来事を日記に綴り続けているというから驚きです。私たちにとっては教科書で教わるような「真珠湾攻撃」についても、その日の気持ちを書き留めてあるというのですから、まさに「奇跡の日記」というにふさわしいものです。機会があれば一度すべてを読ませていただきたいと思いました。
さて、12月4日から10日は「人権週間」です。これは世界人権宣言が採択された日である12月10日が「人権デー」と定められていることに始まります。これを機に法務省は、1949年(昭和24年)から毎年、人権デーである12月10日を最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」とし、人権尊重の普及高揚に努めてきました。本校が人権尊重教育推進校の指定を受け取組を行っていることも、この「世界人権宣言」と無縁ではないはずです。
しかし,法務省HPによると、いまだに、いじめや虐待、外国人や障害のある人、ハンセン病元患者とその家族などに対する偏見や差別など、様々な人権問題が存在しており、さらに今年は、新型コロナウイルス感染感染拡大に伴って、感染者や医療従事者、またこれらの方々の家族などに対する偏見や差別といった新たな人権問題も発生しています。
今週はこの「人権週間」を機に、改めて人権について考えてみたいと思います。
|