新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言の延長が決まりました。
これに伴い、学校生活に大きな変化がある、というわけではありませんが、現在の状況（部活動の禁止等）がまだしばらく続くことになります。ご理解とご協力をお願いいたします。

さて、そうした状況ではありますが、昨日は都立推薦入試の合格発表が行われました。本校の合格率は30％弱という結果になりました。合格された皆さんは本当におめでとうございます。
今回残念な結果になった皆さんはどうぞ気持ちを切り替えて、次に向かって進み始めてください。春は必ずやってきます。

今回の都立推薦を含め、これまでにすでに進路が決定した皆さんへ。

ここからが勝負です。進路が決まっていないときの自分を思い出してください。今回の都立推薦で残念な結果になってしまった仲間の心情を察してみてください。人を思いやる気持ちは、今この時のために身に付けてきたものです。

「思いやり」は「想像」から始まります。
すでに進路が決まっている人が、すぐ側にいる不安。
都立推薦は倍率が高いから厳しいとわかって挑戦したけれど、本当にダメだったという結果を受け入れなければいけない不安。
今、この教室に、同じ場所に、そうした不安を抱えながらもがんばっている仲間がいることに思いを巡らせ、自分の身に置き換えて想像してください。

そうした仲間は、その不安を乗り越えて成長します。そうした仲間よりも少し早く進路を決めることができたあなたは、そうした仲間を思いやる行動をとることで成長します。
あなたが真に人を思いやる気持ちを育むことができるか、ここからが勝負です。

決まって終わりじゃない。共に歩む。それが鹿浜菜の花中学校の生徒です。