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2月25日付けの教育新聞に、こんな見出しで記事が掲載されていました。
「学校のICT 進むかどうかは校長次第」
校長としては思わず「う〜ん」と唸ってしまいたくなる見出しです。ICT活用の促進には校長のリーダーシップが重要であり、校長の伝統的授業重視傾向が強い学校ではICT活用が進みにくいという調査結果に基づく記事。思わず「自分はどうだろう」と考えてしまいました。
本校の先生方は授業にタブレットを持って行くことが当たり前のようになっています。授業巡回をしていてもほとんどの先生が大型ディスプレイに何かしらを映し出し、黒板と併用しながら授業を行っています。
しかし一方で、生徒の机上にはまだ紙の教科書とノートやプリントが置かれています。生徒は一生懸命板書をしています。まだ一人に一台ICT機器が配られてはいませんので、これはやむを得ない状況と言えるのですが、来年度6月頃には一人一台、タブレットが配置されるようです。あと3ヶ月後には机上からノートやプリントが消え、生徒もタブレットを操作しながら授業を受ける姿が当たり前になるのかもしれません。
こうしたICTを活用した授業を促進するか、それともこれまでの授業のように教科書を開きノートやプリントに鉛筆で書き込むことの良さを強調するか、どうやら校長先生がその鍵を握っているらしい…
恐らく「併用」という結論に落ち着くような気がしながらも、促進を阻害する校長であってはいけない、と思っています。
でも…
校長にはタブレットの割り当てが、無いんです(苦笑)
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